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コケの栽培 2

この記事は「グレート研削盤」、

略して「グレ研」が担当しています。

 

コケを栽培中。


モスグリーンの確保:栽培法格闘記録

 

2,3年前から社長に「なにか植物に関することを置き土産にして、定年を迎えたい」

との意向を伝えていた。

植物でも「苔(専門的には蘚苔類)」を育てることになったのは意外であり、

これまでにやったこともないジャンルであった。

様々な資料を探し、お手軽なコケ工芸のジャンルの本から、

植物学的、専門的なコケの本まで、読んで学習した。

 

2020/5月中旬から手探りで栽培を始めたが、どんどん黄色、褐色になっていき

枯れていくコケたちになにをしたらよいのか、連日頭を絞って考えた。

薄暗い中、水だけ与えていた頃から、スタンドのライトで照らすことに歩を進め、

光度と成長率の関係でモデル曲線を描いたのが7月中旬。

その後、NPK肥料とマルチミネラルで、超低濃度の肥料水を調合し、

一定の効果を認めた。

 

これらの過程の中で、最後まで緑を失わなかったシノブゴケの緑には心慰め続けられた。

コケの緑を「モスグリーン:moss green」と言う。

私のこだわりは、栽培するコケたちの、

この「自然の笑顔」ともいえる表情を引き出すことにある。

ーー2021/4/5 文章;園芸担当者


 

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